2017/11/28
備わっている免疫機能が過剰に働いてしまうと、アレルギー反応を起こしてしまい、身体にとって有害な現象が生じてしまうことがあります。その反応を抑えてくれるものが、血液中を流れる制御性T細胞です。この細胞の発見者は日本人ですが、ここ数年ノーベル医学賞の有力な候補者に挙げられています。
この制御性T細胞の働きを調整しているのが腸内細菌であり、乳酸菌の中には制御性T細胞の働きを高めてアレルギーを鎮めてくれる働きを持っているものが多く存在します。そして乳酸菌食品を継続することにより、アレルギー症状が軽くなることがあるのです。
また、皮膚にも表皮ブドウ球菌を始めとし、数種類の細菌が皮膚常在菌として存在しています。そしてこの常在菌が腸内細菌と同じような働きで、アレルギー反応を抑える働きを持っているのではないかという研究が注目されています。近年、抗菌グッズが大流行していますが、完全無菌状態を目指すのではなく、皮膚常在菌とはある程度共存することが大切なのです。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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