2016/11/15
肌の乾燥が気になる季節になりました。乾燥肌の起こりかたについては、以前に述べましたが、これから3月ころまでは、十分な保湿ケアが必要です。
保湿ケアには、いろいろな塗り薬や化粧品が使われますが、少しずつその役割が違います。 ここで代表的なものの役割を簡単にご説明します。
ワセリンは、それ自体には水分保持能力はないのですが、皮膚の表面に膜を作って水分の蒸発を防いでくれます。
尿素やアミノ酸は天然保湿因子であり、それ自身が水分を抱え込む能力があります。
医薬品として最も使われている、ヘパリン類似物質も同様の働きを持っています。
角質細胞間脂質の一つであるセラミドも最近しばしば化粧品に含まれるようになり、角層の細胞間に脂質の層を形成して、水分保持とバリア機能の向上に役立つことが期待されています。
乾燥肌をケアしていないと、徐々に皮脂欠乏性湿疹に進行し、皮膚科医のもとでの治療が必要になります。お風呂上がりはもちろん朝のケアもしっかり行ってください。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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