2016/05/23
前回、普段からの光対策が大切であることをお話ししました。その中で、サンスクリーン剤の効果を表す値として、SPFとPAを紹介しました。
ただし、その意味となると十分に理解しておられる方は大変少ないことが分かっていますので、今回はその説明をします。
SPFとは、「サン プロテクション ファクター」のことで、紫外線の中でUVBに対する防御能力を表しています。例えば、SPF30とは『塗らない場合は20分で赤く日焼けするのを、30倍に延ばすことができる』つまり‘ 20分×30の600分まで大丈夫’ということになります。
PAは「プロテクション グレード オブ UVA」のことで、紫外線のUVAよる害を防ぐ能力を表しています。その防御能力により、1+から4+までグレードがあります。SPFには50+まであります。
ただし、これらの防御能力はかなり厚塗りをした状態での測定値ですので、通常の塗り方なら、数値の半分くらいの能力と思ってください。
肌の「光老化」は、SPF15、PA1+のサンスクリーン剤を日常的に継続して使用することで防ぐことができますので、普段はSPF30、PA2+くらいの製品を使用していただくのがよろしいでしょう 。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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