Dr.川島のスキンケアコラム

HIFU

2024/08/22

HIFU（ハイフ）は高密度焦点式超音波（high intensity focused ultrasound）の略です。もともとは、1点に超音波を収束させて熱エネルギーや振動を与えることにより、その部分の組織を破壊する方法として開発され、前立腺がんや膵がんなどに用いられるがん治療法でした。それを皮膚の浅いところをターゲットとして、リフトアップや引き締め効果を得る美容施術法として応用して、高い効果が得られることから、盛んに行われるようになっています。

しかしながら近年、エステサロンでも行われるようになり、火傷や顔面神経麻痺などのや障害やが見られるようになり、厚生省がHIFUは医療機関で行う美容施術であると位置付ける通達を最近出しました。

がん治療に使うような機器を医療知識のないエステティシャンが使用すること自体、恐ろしい話ですが、ようやく医療機関以外での施術が禁止されました。
かなり多くの障害がすでに発生していますので、遅すぎたというのが感想です。

前ページ

一覧に戻る

顧問医師　川島眞

東京女子医科大学　名誉教授
東京薬科大学　客員教授
一般社団法人ウェルエイジング　総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構　副理事長

当サイトは医療広告ガイドラインを遵守し、
医師監修のもと情報を掲載しています。

ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。

2018年6月に厚生労働省により改正・施行された「医療広告ガイドライン」に則り、サイト内の症例写真に施術内容、リスク・副作用、費用などを記載し、それまで掲載していた体験談は全て削除いたしました。厚生労働省が定める「医療若しくは歯科医業又は病院もしくは診療所に関する広告等に関する指針」をもとに、患者様へ正確な情報をお伝えすることを目的とし、当サイトの運用をしております。

>> 医師紹介はこちら