Dr.川島のスキンケアコラム

その簡単な計算法として、30歳未満は40ml、30～55歳は35ml、56歳以上は30mlを体重にかけた量というものがあります。すなわち、25歳で体重が50㎏の方は、40×50=2000mlとなります。食事として約1000ml摂れますから、飲水量としては1日約1000mlが必要となります。

水は生命維持の根本ですし、美容の観点からも健康な角質層には20～30％の水分が含まれている必要があります。そのほとんどは、体内からの発汗と不感蒸泄と呼ばれる、知らない間に皮膚から蒸発している水分の一部が角層に蓄えられることで保たれています。よって、飲水とともに乾燥する季節、エアコンで低湿度環境の室内では、化粧水スプレーなどで水分を補ってあげることも大切です。