Dr.川島のスキンケアコラム

ニキビ痕は治せない？

2023/10/24

ニキビのでき初めに自分でつぶしていた方と、早くから医療機関で治療を受けた方ではニキビ痕の残り方に差がみられました。ニキビ痕を作らないためには、早めに医療機関に相談することをお薦めします。

残ってしまった痕に対して何か手段はないのでしょうか。
ニキビが治ったあとの赤みや黒ずみは自然に時間とともに改善していきますが、少しでも早く良くするためにクリニックでは、赤み、すなわち血管が拡張した状態を改善するレーザー治療や光治療を行います。また、黒ずみにはハイドロキノンやシステアミンの外用、ビタミンCの内服などを行います。凹んだ痕には、軽度であればケミカルピーリング、中等度以上であればフラクショナルレーザー治療、マイクロニードリングなどで改善を目指します。また、大きく凹んでいる場合などはコラーゲンやヒアルロン酸を少量注入する治療も行われます。袋状の痕やしこりにはステロイドの注入を行います。

様々な治療を工夫して行います。あきらめずにご相談ください。

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顧問医師　川島眞

東京女子医科大学　名誉教授
東京薬科大学　客員教授
一般社団法人ウェルエイジング　総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構　副理事長

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