Dr.川島のスキンケアコラム

たかがニキビ？

2023/09/26

ニキビは青春のシンボル！と言われ、大人になれば治るから、出なくなるから放っておきなさい、と以前は言われていました。しかし、ブツブツしたニキビの10個に1個弱は放っておくと凹んだニキビ痕になってしまい、一生残ることが分かりました。ニキビ痕の治療はなかなか難しく、できる前のツルっとした肌に戻すのは大変です。つまり、ニキビは痕を残さないために放っておいてはいけないのです。

ニキビの塗り薬は保険診療で行える範囲においても、ここ10年ほどで大きく進歩しました。治療開始後1か月以上で高い効果が得られ、軽快した後も継続することにより予防もできるようになりました。さらに、自由診療になりますが、レチノイド内服や高周波による治療も加わり、重症のニキビも治療できるようになりました。ニキビは一人で悩んでいると治療が遅れて、自分で潰して痕を残す時代ではなくなりました。

軽いうちにこそご相談ください。
たかがニキビ、されどニキビなのです。

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顧問医師　川島眞

東京女子医科大学　名誉教授
東京薬科大学　客員教授
一般社団法人ウェルエイジング　総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構　副理事長

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