Dr.川島のスキンケアコラム

花粉症は目と鼻の症状が主体ですが、実は皮膚でも症状を起こすことがあります。それも、目と鼻の症状は出ないのに皮膚症状だけという人もいて、診断が難しいこともあるのです。

症状の特徴は、痒みのある赤い斑点が、目頭に近い部分にできることが多く、それから両側の頬や首にも指の頭くらいの斑点がいくつかできて広がります。通常、手足や体には生じません。痒くて掻いたりこすったり爪を立てたりして、なかなか治らないこともあります。

自分は花粉症ではないからと、安心はできません。この季節に普段できない湿疹が顔に現れたら、皮膚科医にご相談ください。