Dr.川島のスキンケアコラム

皮膚のエクスポゾーム

2020/07/21

皮膚の老化の原因となるものには、日光暴露、喫煙、熱、栄養不良、ストレス、不眠、大気汚染などがあります。これらが複合的に作用するとされ、老化に関わる因子を総称して“エクスポゾーム”と呼んでいます。

なかでも最も影響が大きいのは日光暴露ですが、日本人女性での疫学調査では、日焼け止めを使用し若いころから日光暴露に対処してきた人たちと、ほとんど日焼け止めを使用せず日光暴露対策に無頓着であった人たち、それぞれ400人を比較したところ、顔のシミやシワは30代から差がみられるようになり、手の甲の老化は50代以降に顕著になってくることが示されています。

これからの季節、日焼け止めをきちんと塗って、コロナストレスの良い解消法を見つけることが大切です。

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顧問医師　川島眞

東京女子医科大学　名誉教授
東京薬科大学　客員教授
一般社団法人ウェルエイジング　総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構　副理事長

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