2019/11/21
ヒトのアトピー性皮膚炎は、角質層のセラミドという脂質が減少することによって、保湿力が低下し、外的刺激から守るバリア機能も低下してしまうという肌質の問題が根本にありますが、犬においても角質層のセラミドが減少していることが10年前くらいに証明され、同じことが起こっていることが明らかになりました。そして、アトピー性皮膚炎の肌質改善治療として、スプレー剤やスポットオンタイプで部分塗りする保湿剤がよく使われています。保湿成分としては、セラミド、フィトスフィンゴシン(植物由来でセラミドのもととなる)、尿素、ヒアルロン酸などが用いられており、ヒトの治療と全く同じものとなっています。
現在は獣医皮膚科という動物の皮膚病を専門に診るクリニックも存在し、ヒトの皮膚病の原因や治療法を動物の皮膚病から学ぶ時代が来るかもしれません。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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