Dr.川島のスキンケアコラム

糖化を防ぎましょう

2019/05/24

糖化とは、グルコースなどの糖がタンパク質と結びついて最終糖化産物（AGEs）となり、これがさまざまな老化現象に結び付くとされる反応です。分かりやすい例えとして、パンを焼くと小麦色に変化してやや硬く変化しますが、それがメイラード反応と呼ばれる有名な糖化反応です。皮膚では糖化により、皮膚を硬化させたり、AGEsが色素細胞のメラニン生成を活発化することでシミが生じる、とされています。

この糖化をもたらすストレスは生活習慣が大きく関連しています。ですので、生活習慣を見直すことにより対策も可能です。

推奨されていることとしては、
1）禁煙
2）過剰な飲酒を避ける
3）十分な睡眠
4）動物性脂肪を避ける
5）有酸素運動、筋肉負荷運動を取り入れる

などが挙げられ、食事については、
1）よく噛んで、ゆっくり食べる
2）野菜ファーストで順序を考えて食べる
3）朝食を抜かない

ことが大切とされています。糖化対策を早速はじめましょう。

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顧問医師　川島眞

東京女子医科大学　名誉教授
東京薬科大学　客員教授
一般社団法人ウェルエイジング　総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構　副理事長

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