2016/05/02
秋が深まる頃から春先までは、肌の乾燥が気になります。今回はなぜ肌が乾燥するかをお話しします。
肌の乾燥の度合いは、肌の表面の角質層の水分量で決まります。角質層の表面には、毛穴から出てくる皮脂と水分が混ざった皮脂膜が作られます。
また角質層のなかには、アミノ酸などの天然保湿因子と呼ばれる、水の分子を抱えることのできる成分があります。角質層の細胞の間は、セラミドが半分を占める角質細胞間脂質と呼ばれる脂で埋められており、それが水分を蓄えています。加齢に伴い、皮脂の分泌が減少し、天然保湿因子、角質細胞間脂質も産生が落ちてくることが分かっています。
そのため、早い人では30代前半から、生活環境の湿度が下がり、あまり汗をかかない状況になると角質層の水分量が減少してしまい、カサカサした乾燥肌になってしまいます。
最近は夏場でもエアコンの効いた室内では低湿度であり、肌の乾燥が起きてもおかしくない状況にあります。冬場はもちろん、夏場でもお風呂上がりの保湿クリームは必要です。
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授
一般社団法人ウェルエイジング 総院長
特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構 副理事長
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
2018年6月に厚生労働省により改正・施行された「医療広告ガイドライン」に則り、サイト内の症例写真に施術内容、リスク・副作用、費用などを記載し、それまで掲載していた体験談は全て削除いたしました。厚生労働省が定める「医療若しくは歯科医業又は病院もしくは診療所に関する広告等に関する指針」をもとに、患者様へ正確な情報をお伝えすることを目的とし、当サイトの運用をしております。
Copyright © Noel-Clinic.Inc All Rights Reserved.