一口にシミと言っても、その原因・種類は様々です。通常は複数の種類のシミが混在していることが多いですから、専門医がシミの種類を的確に判断し、複数のシミにアプローチしながら、最終的に透明感のある美しい肌へ導くことが必要になります。
当院では、フォトフェイシャル治療、レーザー治療、外用剤、内服薬を揃え、患者様にご満足いただける治療をご提案します。
通常生きた細胞は紫外線にさらされると細胞の中にあるDNAの核が破壊されて死滅したり、癌化したりしてしまいます。
それを防ぐために表皮にあるメラニン形成細胞からメラニンが生成され、そのメラニンを表皮の角化細胞に供給することで皮膚表面にバリアゾーンをつくり皮膚の中に紫外線が入ってこないようにブロックしています。メラニン色素は紫外線から私たちの体を守る働きをしています。
紫外線が皮膚にあたると表皮からメラニン形成細胞に危険が知らされメラニンの生成が始まります。
メラニンは生成される過程で紫外線により発生した活性酸素を取り込み、無害化します。そして受ける紫外線量の減少に伴って、メラニン形成細胞からメラニンの生成は減少していきます。メラニンを多く含んだ表皮の細胞は肌のターンオーバーによって表皮から角質へと押し上げられ最後にはアカとして皮膚から排泄されます。 こうしてメラニンにより色素のついた皮膚はまた元の肌色にもどっていきます。
通常であれば生成されたメラニン色素はターンオーバーにより外に排出されますが、長年にわたる紫外線のダメージによって皮膚がうまくメラニンを外に出せなくなりメラニンが皮膚の中に蓄積してしまうことがあります。これがシミと言われるものです。
また遺伝的素因やストレス、ホルモンバランスの乱れなど内因的な理由でもシミは発生することがあります。 こうしてメラニンにより色素のついた皮膚はまた元の肌色にもどっていきます。
(1)老人性色素斑
紫外線が原因でおこるシミです。メラニンがうまく排出できなかったことにより発生します。最初は薄い茶褐色ですが、年齢とともに徐々に濃くなっていきます。ほほやこめかみ、手の甲など日によくあたるところにできます。 レーザー治療の反応がよく、適切な処置をすれば再発することもないため、比較的治療しやすいシミといえます。
(2)そばかす(雀卵斑(じゃくらんはん))
10代初旬から半ばころより両頬から鼻にかけてうすい茶色の小さな色素斑が細かくいっぱいでてきます。遺伝的な傾向があり、白色人種に多くみられます。 レーザー治療やフォトフェイシャル治療で色素はとれますが、しばらくするとまたでてくることがあります。
(3)肝斑
両頬の突出部やおでこにのっぺりとした濃淡の均一なシミが左右対称にできます。30~40代の女性によく見られ、妊娠により悪化し閉経後には自然に消失することから女性ホルモンが原因と考えられます。強いレーザー治療は肝斑をかえって悪化させてしまうため、当院ではQスイッチYAGレーザー(レブライトSI)による治療を行っています
(4)ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
遅発性両側性太田母斑ともよばれ、生まれつきある両頬のアザが成人になってから徐々に色素を産生することで出現します。厳密にはシミではなく、ホクロやアザの一種です。紫がかった2mm程度の小さな色素斑が頬やこめかみに対称性に出現します。
このシミは他のシミと違い、表皮の下にある真皮層という主に皮膚のコラーゲン繊維がある層に存在しており、強力なレーザー照射を複数回行う必要があります。
(5)色素沈着症
ニキビやアトピー性皮膚炎など皮膚内に炎症が起こるとそこに活性酸素が発生します。この活性酸素を除去するために紫外線のときと同じようにメラニン色素が生成されます。炎症が治まれば時間の経過とともにメラニンは消失しますが、炎症の程度が強いと生成されるメラニンが多くなり、うまく排出されず色素沈着となって皮膚内に残ってしまうことがあります。
(1)老人性色素斑
施術名称 | 内容 |
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QスイッチYAGレーザー (波長 532nm) |
QスイッチYAGレーザーは、レーザーの光エネルギーが特定の色素に反応し吸収される性質を利用して、瞬間的に高いパワーのレーザー光をしみに照射することで、しみを除去します。 施術回数は当該部位について1回で済みます。 |
(2)そばかす
施術名称 | 内容 |
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QスイッチYAGレーザー (波長 532nm) |
QスイッチYAGレーザーは、レーザーの光エネルギーが特定の色素に反応し吸収される性質を利用して、瞬間的に高いパワーのレーザー光をしみに照射することで、しみを除去します。 施術回数は当該部位について1回で済みます。 |
M22 | M22は照射することによって黒いメラニン色素に吸収され、発生した熱のエネルギーによりメラニンにダメージを与えます。 分解されたメラニンは、7~10日位かけて肌のターンオーバーとともに表面に浮き上がり、回数を重ねることにより、そばかすが徐々に薄くなっていきます。 |
(3)肝班
施術名称 | 内容 |
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レーザートーニング |
QスイッチYAGレーザー (レブライトSI)は、皮膚に対して一定の出力で照射ができる特殊な施術なので、強弱の差がなく、均一にムラなくエネルギーを届けることが可能となっています。 肝斑は、施術2回~3回目くらいから徐々に薄くなり、週1回、合計4~5回程度施術することで、効果を実感いただけます。(個人差があります。) |
(4)ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
施術名称 | 内容 |
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QスイッチYAGレーザー (波長 1064nm) |
QスイッチYAGレーザーは、レーザーの光エネルギーが特定の色素に反応し吸収される性質を利用して、瞬間的に高いパワーのレーザー光をしみに照射することで、しみを除去します。 施術回数は当該部位について複数回必要です。 |
(5)色素沈着症
施術名称 | 内容 |
---|---|
レーザートーニング | レーザートーニングは、人体にやさしいパワーでレーザーを当てる特殊な施術法で、蓄積したメラニンを少しずつ減らしていきます。 色素沈着、シミ、くすみなどの改善し、ダウンタイムやかさぶたなどのストレスを感じずに治療が受けられることもメリットで、回数を重ねるたびに透明感のある肌を取り戻すことができます。 |
上記治療のほか、以下の外用薬、内服薬を患者様の症状にあわせて処方します。
外用薬
名称 | 内容 |
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ハイドロキノン | 肌の漂白剤とも例えられる、強力な美白剤です。シミの原因であるメラニン色素の生成を抑制します。 一般的な美白剤と違い、予防的効果だけではなく既に生じているシミを目立たなくする働きがあります。 シミ治療やレーザー後の色素沈着の予防に大変有用ですが、使用法を誤ると白斑といわれる、肌の一部分が白くぬけてしまう現象や、長期間の使用により紫外線に対する防御が働かなくなるおそれもあるため、医師による診察や説明が必要です。 当院ではロート製薬株式会社が販売している、DRX HQダブルライトE(クリームタイプ)、DRX HQブライトニング(ローションタイプ)を取り揃えております。 |
トレチノイン | トレチノインはビタミンAの誘導体であり、ビタミンAは皮膚の細胞分裂を促進し、ターンオーバーを促します。また活性酸素を抑える働きがあります。 トレチノインはビタミンAの50~300倍の生理活性があり、強力なターンオーバー作用により表皮内にあるメラニン色素を皮膚の外へ排出します。 ハイドロキノンと併用することにより強力な美白作用を発揮しますが、トレチノインは皮膚の刺激が強く、乾燥やヒリヒリ感が続くことがあるため医師の診察や説明が必要です。 また妊婦の方は、ビタミンAは細胞の分裂に関係しており、過剰摂取により胎児の体に影響を与えるおそれがあるため使用できません。 トレチノインは現在、日本国内での販売許可が下りていないため、当院では米国より信頼あるメーカーのものを輸入しております。 |
内服薬
名称 | 内容 |
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ビタミンC | 言わずと知れた、美白のビタミンです。皮膚のコラーゲンをつくり肌の状態の維持に不可欠であり、また強い抗酸化作用を持ちメラニンの生成を抑える働きがあります。 |
トラネキサム酸 | 体内の炎症を抑える働きがあり、肝斑など炎症によってメラニンが生成されるシミに効果が認められます。 肝斑は女性ホルモンのバランスが乱れることでプラスミンという情報伝達物質が分泌されメラニン生成を活性化させてしまうことが原因だといわれています。 トラネキサム酸はメラニン形成の活性化の原因となる情報伝達物質のプラスミンの働きを抑えます。 |
L-システイン | L-システインは皮膚の代謝の亢進に関係し、メラニン色素の生成を抑えるだけでなく、皮膚の外へ排出する働きがあります。 既にできてしまったメラニンが濃くならないように防ぎ、色が目立たなくなるように代謝を促進します。また古くなった角質をはがします。 |
【回答】
院長 保志名 勝
シミの種類により異なりますが、基本的には1回の照射で1週間後には、きれいに取れてしまいます。
シミが取れた跡は若干赤みが出ますが、メイクで十分に隠せます。
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ノエル銀座クリニックは銀座マロニエ通りの美容整形外科クリニックです。
ノエル銀座クリニック院長保志名勝は、日本美容外科学会理事長を歴任した立場から、美容医療業界全体の信頼性を高めることに努めております。
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